勝部忠正氏


長澤忠徳教授


(左)山口祥義(県商工労働部長)
(右)稲田二千武(ファミリー社長)


(左)鷲見浩生(丸京製菓社長)
(右)谷口博文(谷口和紙社長)


 


第一回ピンズデザインコンテスト表彰式の模様

平成18年3月4日(土)県東部の「ホープスター鳥取」にて、「デザインフォーラムとっとり2006」を開催しました。会場には企業や自治体などから91名(内会員23名)が詰めかけ、のっけからの長澤教授の機関銃のような講演に始まり、勝部会員とのディスカッション、企業の実体験に基づくデザイン活用やブランディングなど中身の濃い話が飛び交い、司会として本当にどこで区切って良いのかわからないほどの熱気と真剣さにあふれたフォーラムとなりました。

【デザインセミナー】 14:00〜15:30
第1部は、武蔵野美術大学長澤忠徳教授による、日本と英国のデザイン振興の温度差を皮切りに、産業とデザインの国際情勢というグローバルな状況を踏まえた地域産業のあり方のお話がありました。次いで勝部忠正さんが、山陰両県のデザイン(振興)の取り組みの経緯と現在を解説し、その後地域産業におけるデザインの役割・使命についての対談がありました。最後に鳥取独自のデザイン振興、デザイン資源の発掘が地域の未来を決定するとの結びで締めくくられました。

【デザインプレゼンテーション】 15:40〜17:40
第2部は、「デザインが変える企業のスタイル」をテーマに、デザインによる企業変革に取り組まれている、谷口和紙の谷口博文社長、丸京製菓の鷲見浩生社長、ファミリーの稲田二千武社長をパネラに、県の山口祥義商工労働部長をコーディネータ役に、デザインの取り組みや考え方などについてそれぞれの考え方を述べていただきました。山口部長の内外のデザインを取り巻く状況と県の取り組みの話の後、谷口社長は伝統文化をベースとした和紙の新しい世界の開拓について、鷲見社長は地方の一和菓子屋から日本一の和菓子ブランドへ展開していく取り組みについて、稲田社長は巨大メーカー相手に立ち向かうには常にデザインを先取りすることが重要で、それが今日のファミリーを築いたとお話しされました。 本当に皆さん持ち時間では語りきれないほどの充実した内容で、デザインに対する期待の高さとエールが感じられました。中でも「デザインを決定するのは経営トップの仕事であり、トップの考えひとつで会社は良くも悪くもなる」と出席者全員が言っておられたことが頭に残りました。

【デザイン交流会】 17:50〜20:00
フォーラムの後、講師・パネラと参加者の親好を深めるデザイン交流会を行いました。乾杯の前に、ピンズデザインコンテストで見事グランプリを射止めた、スチューデント会員の島崎晴枝さんの表彰式が行われました。
交流会では、フォーラムの熱気に影響されたのか、参加した30名は、ほとんど座ることも忘れて、デザインと産業、地域のこれからなどについて真剣に語り合っていました。